資格の勉強

大学生、新社会人ならまずは「簿記」から学ぶ!会計の基礎を学び数字に強くなる!

 

 

こんにちは!

ミチです!

今回は資格の登竜門でもある簿記の話しをします。

私自身、資格の学校で運営担当、講師、そしておそらく皆さんが知っているであろう一部上場企業の人事担当を経験してきました。

皆さんが知りたいことはズバリこれでしょう!

簿記の勉強をすることで何かの役に立つのか?

結論から申し上げます。

ものすごく役に立ちます!

断言できます!

もしかしたら、こういうことを周りから言われているかもしれません。

例えば、

「簿記なんで必要ないよ。簡単だから誰でもとれるし。」

「仕事をしていても使うことないしね。」

などなど。

まあ、私からするとそんな話しをしているのは、簿記のことをまったくしらない、むしろうわべだけの知識、さらにはこういうことを言う人に限って数字が読めません(笑)

自分が働いている会社の決算数字が読めないこともさることながら、自部門の達成目標の進捗数字すら分析できない人が多数です。

ではなぜ、私がものすごく役に立つと断言できるのか。

それは、私自身、資格の学校を運営担当そして講師として資格取得をサポートしていた側、そして大企業の人事担当で人材のスキルアップをはかっていた両面の顔をもつ資格と実務のプロだと自負しています。

その私から言わせてみれば、そんなくだらないことをいう人間なんてほっておいて、悩んでる時間があるならぜひ簿記の勉強をおすすめします!

起業でも会社勤めでも、必ず数字という定量的なものはついてまわります。

特に簿記というのは、会社の企業会計を勉強するものです。

企業会計は、会社が営利目的である以上、利益を正確に測定し、商売で活用する資金を調達し、稼ぎだしたお金の有効活用をしなくてはなりません。

そのため、企業会計というのは絶対になくなりませんし、簿記を勉強するということはとても有用なことなんです。

それでは、「簿記はものすごく役に立つ!」という結論づけたうえで、どのような資格かを説明していきたいと思います。

 

簿記の資格とは

簡単に言うと「お金や資産の出入りを記録するための方法」で、日々の取引を帳簿に記入し、最終的に決算書を作成するための一連の作業のことをいいます。

自分が会社の経営者になったつもりで考えてみて下さい。

ざっくり以下の流れです。

①お金を出資してもらって資金を集める

②商品を仕入れる

③販売する

④税金を納めるためにどれだけ稼いだか計算する

このようなお金の流れをしっかり把握しておかないと儲けがいくらでているか、いくら経費がかかっているかなど曖昧になってしまいますね。

しっかり計算せずにどんぶり勘定で計算してしまうと、後で儲けがでていない、税金の計算ができないなど、いい加減な経営になってしまい倒産してしまいます。

簿記は日々のお金や資産などのモノの流れをしっかり帳簿に残し、数字をしっかり把握するために行います。

それによって分析することも可能です。

例えば、昨年の1月は100万の利益がでていたのに、今年の1月は利益は90万の利益だった。

前年同月と比べると10パーセントも利益がダウンしていることが分かります。

ではなぜか?

これを追求するためにも、今まで帳簿に記入していた数字が役に立ちます。

なぜ利益が減ったのか。原因は?

原価が上がったことによる圧迫なのか、営業利益が減ったことが原因なのか、そうではなく経費が圧迫しているのか。

など段階の数字を見ていけば原因を追究でき、分かればそこを注視して改善していけばいいんです。

簿記を勉強することでPL(損益計算書)、BS(貸借対照表)を学ぶことができます。

利益の流れや資産状況などがわかるようになれば、定量的な意見もいうことができます。

よく身の回りや社内でも、感覚的にものごとをとらえて感情のままに話ししている人が周りにいませんか?

例えば、「とにかく売って売って売りまくれ」など・・・(笑)

言ってることは分かりますが、冷静になれば言ってることに疑問があります。

ただ売るだけでは売る側もモチベーションがあがりません。

例えば、

いくら売れば目標達成できるのか?

値引きして売ってもいいのか?

など疑問があると思います。

これが、「今月目標まで100万円の販売額が必要だから、今日は20万円を売っていこう!1人あたり5万円の販売で頼む!」

となったらどうですか?

具体的な数字になってより明確になりますよね!モチベーションもあがり士気アップにもつながります!

数字という定量的な発言もできるようになり、具体性が一気に増し、きっと一目置かれる存在になれますね!

少しずつ興味をもたれたところで、では、簿記の難易度ってどれくらい?っていうのを次で書いていきます。

 

日商簿記の各級の難易度と勉強時間

結論から申し上げますと1級以外は、そこまで難しくありません。

3級・2級は独学でも取得できるレベルです。

1級となると、難易度は高いです。

しかし、1級が取得できれば税理士や会計士などより上位資格にチャレンジできます。

では少しずつ見ていきましょう!

 

※試験場所や受検代など詳細は商工会議所の日商簿記検定のホームページをご参照ください。

表にも書いてますが、3級と2級は独学でも十分に合格できるレベルに達します。

元資格学校の運営担当者ですが、特に3級は市販の教科書でも十分に達成できますよ。

2級になると一気にレベルがあがりますが、それでも独学で着実に勉強を続ければ十分に合格できます。

じゃあ、資格学校や専門学校での優位性とは?

これは、ズバリ言うと効率を求めて短期合格を目指すにつきます。

分からないところをすぐに聞けて、試験にでる箇所を重点的に行う。短期合格型ですね!

周りに一緒に勉強できるクラスメイトがいて、モチベーションを高めたまま学習が可能です。

資格学校ですと3級なら短期集中で1週間程度でも合格レベルまで引き上げることが可能です。

2級なら2か月で合格レベルまで引き上げることが可能です。

資格学校は、それだけ効率的に合格できるノウハウをもっています。

簿記のやっかいなところは仕分けなど小中高大の必須教育で習ったことのない独特な分野ですので、とっつきにくいところがあります。

なので、学生時代に習う数学は良い成績だったけど、簿記の勉強だととっつきにくく、勉強することをあきらめる方も非常に多いです。

大学生の方なら授業で「簿記論」などの授業を受けたことがないでしょうか?

とある大学の講師に聞いたのですが、カリキュラムでそもそも簿記の授業をとらない、またカリキュラムに入れても半分以上は授業についてこれなく諦めて落とすぐらい苦手な人は多いです。

実際に私も簿記の有資格者ですが、とっつきにくいのもよく理解できます。

大学の時は、授業も資格も1回落ちました・・・

簿記は「習うより、まず慣れろ」という格言があり、まずは簿記のルールを嫌でもルーチン化して身につけさせる必要があります。

これは短期間で慣れますので、そこからは勉強が楽しくなりますよ!

どんな資格もそうですが、最初はつまずくこともありますが、あきらめずに続けてください!

ゆっくり自分のペースで続けるなら独学も可、短期合格を目指すなら資格学校ですね!

資格学校の場合は、独学の費用と比べると圧倒的に高いですが、それでも時間と投資の両面で見てもコスパは高いと思いますよ!

3級でつまずいて進まない方もたくさんみてきましたので・・・

時間効率を考えて短期合格なら資格学校も検討ですね。

まずは本屋に行ってみて、3級の教科書を見てやっていけるか判断してもよいと思います。

 

どうような時に役に立つのか

簿記は勘定科目の仕分けもありますが、利益や損失がわかる損益計算書、また資産状況がわかる貸借対照表を勉強します。

また、経営活動の財務上の結果を関係者に報告する目的で作る、財務諸表も勉強します。

これで何がわかるかというと、企業の経営状況がわかるようになります。

例えば、自分の会社が利益がでているのか、売り上げは毎年のびているのか、営業利益はどうなのかなどですね。

利益がでていないのなら、何が原因なのか。

人件費が原因か、それとも運送費が高騰して物流費が利益を圧迫しているのか。

などですね。

数字を四半期ごと、もしくは、毎年比べていくと数字が良い時はさらによくするにはどこを伸ばせばよいのか。

また、悪い時は、どこの経費を血止めすれば回復するのか対策もたてることができます。

数字というのは、各企業の部署ごとに目標数字が定められていますので、社会人には切っても切り離せません。

自社の決算数値を見て、全くわからないということは避けたいところですね。

自分の会社が利益がでているのか、協業他社から見て利益率はどうなのかなど、数字をみて色々な対策をたてれます。

数字という定量的かつ具体性があり、発言力が高まります。

企業に勤めているなら、ほぼすべての場所で必須のスキルですし、転職しても簿記のスキルはポータブルスキルとして活躍できます。

経理職や財務職というのは、企業数字を内側から対策して利益をだせるようにする「企業ドクター」的存在ですね!

だから会社の多くは経理の最高財務責任者を「CFO」などといって組織上のナンバー2に位置付けています。

それだけ、数字に強い人は重要なんですよ。

 

まとめ

いかがでしたか?

初めての資格取得であれば、起業でも会社勤めのどちらでも実社会で役立つ「簿記」をおすすめしてみました。

何度も言いますが、周りが「簿記なんて・・・」ということを聞いたとしても一切無視で大丈夫です!

そういう人は数字も読めないですし、簿記を挫折した人ですから!

勉強した人が知識をつけて、実社会でも力を発揮し、ビジネス力もアップしていきます!

大学生や新社会人にベストな資格ですが、転職を考えている、社内異動を考えている20代後半や30代の方も効果的です。

3級でももっていれば、数字に拒絶反応がないということもわかりますし、経理財務職の素養をもっていることも確認できます。

3級からはじめてできれば2級までとってほしいところです。

2級は、専門性をもって、経理責任者となるために必要な基礎的素養を認定しようというレベルです。

2級で楽しい、もっと勉強したいと思えるなら1級を目指していただければと思います!

ぜひ、あきらめずに頑張ってくださいね!

今後も経験にそくした資格の内容であったり勉強方法をお伝えしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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