こんにちは!
ミチです!
今回は特に勝てない人に共通する心理を書きたいと思います!
結論としては、タイトル通り「銘柄に惚れるな!」という一言につきます!
この心理には「コンコルド効果」という心理学が関係しています。
経済学的には「サンクコスト効果」ともいいますが意味は同じです。
以下、コンコルド効果でまとめます。
知ってると知らないとでは今後の投資成績で大きく変わってくると思いますよ。
要は「その状態に気づけるかどうか」です。
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ミチ投資部
この内容は以下で構成されています。
コンコルド効果とは
わかりやすく言い換えると「もったいないから捨てられない心理」のことです。
投資の場面でいうと、「このまま投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しんでしまい、ついつい投資を継続してしまう心理的傾向のこと」をいいます。
皆さんも経験ありませんか?
トレンドはとっくにくずれているのに、「まだ上がるかもしれない」「放置しておけばそのうちあがる」など根拠のない自信でそのまま継続してして塩漬けになってませんか?
実は、この心理はよく人間が陥ってしまう心理なんですね。
誰もがなってしまうんです。
でも大丈夫!
これが心理ということが分かれば、この状態に陥っていないか気づくことができますね!
しっかり最後まで読んでいただき今後の投資に対する気づきになればと思います。
名前の由来
「コンコルド」とは、イギリスとフランスが共同開発したものすごく早い超音速旅客機のことです。
通常の飛行機のように旅客を乗せて、音速速度で移動する夢のような乗り物だったみたいです。
コンコルド旅客機は赤字になると見込まれていたにもかかわらず、開発が進められました。
しかし、開発は難航し一度受注した案件もキャンセルが続くなど、コンコルドが完成する前の段階で「商業的に利益を出すのは難しい」というのはわかっていました。
ただ、すでに膨大な投資をしてしまったのもあり、引くに引けず、損をするとわかっていたにも関わらずコンコルドを完成させました。
開発段階で予想されていた通り、コンコルドを飛ばせば飛ばすほど収益がコストに見合わなくなっていき、生産は中止され運行も中止となりました。
商業的にも成功する見込みのないまま、2000年まで運航は継続され、最終的には巨大な大赤字で終わりをむかえたのです。
このことから、引くに引けなくなって損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しんでしまい、ついつい投資を継続してしまうことをこの旅客機からもってきて「コンコルド効果」といわれることになりました。
投資におけるコンコルド効果の例
コンコルド効果は「このまま投資を進めると損失が出ると分かっていても、これまでに投資した分を惜しんでしまい、ついつい投資を継続してしまう」という心理でしたね。
では下記の例になった場合は、あなたはどうしますか?
・投資企業が開発している商品に将来性を感じ、数年かけて少しずつ買い増ししてきたが、開発が怪しいと情報が流れ株価も大幅にダウンした。
・投資銘柄の業績が悪化して株価が下がってしまった。まもなく赤字から黒字になるという理由で数か月に及んで投資をした当初の「業績が良くなる」というシナリオが完全に外れているのに損切りできない。
・株主優待がほしく企業に投資したが、業績悪化により優待がなくなってしまい、個人投資家から失望売りがでた。
・毎年増配銘柄という特徴であった銘柄が業績悪化により減配となった。経済の動向からしてすぐに回復は見込めない。
・テクニカル分析で、トレンドに沿って買い増ししたが、悪材料で急落してしまった。
いずれも当初の購入した理由から外れているにもかかわらず、「過去の投資がもったいない」という心理や「まだ良くなるかもしれない」や「上がるかもしれない」などの根拠のない理由で、現在の意思決定に影響を及ぼして損切りできないという心理になりがちです。
では、直近の個人の人気銘柄はどうなっているか見てみましょう。
高配当である3銘柄をピックアップしてみました。
高配当銘柄の代表格のキヤノンは減配となりました。
高配当神話が崩れて、個人が出口に脱出したのでしょうか。
それとも大口の機関投資家が一気に売ってきたのでしょうか。
いずれにしても大きく崩れました。
個人が大好きな銘柄ですし、高配当だから何年でも持って回収するという考えで高値で取り残されていた方も相当多いでしょう。
その人たちが「しこり」となって、今後は上にもなかなか上がらないと個人的には思います。
業務内容的にもカメラは今の時代は厳しく、事務機器も厳しい。抜本的な改革が必要と考えます。
そして、これも代表格のJT。
どんどん下がります。キャッシュリッチな企業ですが、どこまで配当を出し続けることができるでしょうか。
チャートは右下がり。コロナショックの時期ですら今は突き抜けています。
一番怖いのは、大口がなんらかの情報をすでに掴んでいて売っているとしたら相当やばい気もします。
この二つはテクニカル的には確実に下げトレンドです。
高配当を理由として買っているのであれば切ることができるのか、サポートを割ったら切ることができるのか。
保有している方は、その判断を求められます。
そして、高配当でもあり株主優待もある個人投資家大好きなオリックス。
配当がどうなるかがキーです。業績はコロナの打撃を大きく受けてそうです。
テクニカルはサポートぎりぎりのラインまで落ちようとしています。
判断を求められるのはまもなくです。
いずれにしても「当初の買った理由はなんですか?」ですね。
他にもあげればきりがないですが、とにかくいいたいのは「銘柄に惚れるな!」ということです。
対策
これまでの内容でこの心理は「もったいない精神」や「銘柄に惚れている」という状態に陥ってますね。
そして、負ける可能性が高いとわかっていても勝負してしまい、後に引けないプライドみたいな感じですね。
では、どうしたらよいのか。
それは「過去」のことは忘れて「今」を意識することです。
過去に大きな投資をしていたとしても、「今」の自分はどう判断をするのかを考えることが大事です。
執着が大きな損失につながることもあります。
また、ルールを事前につくておくことも非常に有効です。
例えば、トレンドラインを割ったら、決済する。
当初の買った理由が崩れたら、どんな状態であっても決済する。
損切ラインに逆指値売りをおいて、わったら自動的に決済する。
上記のように、あらかじめ断固たるルールをつくっておくことが重要です。
ちなみ私は、損切ラインを決めており、逆指値売りをおいてます。
どんな時でもそのラインを下げることはありません。
ルールにのっとって私は相場と戦っています。
当初の買った理由が崩れて、損失が出ると気が付いたなら、とにかく早めに撤退を決断することが重要です。
もう一度いいます。
「過去」ではなく「今」がどうなのかをしっかり見極めてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
教科書みたいな感じではなく、実体験に基づいたリアルな臨場感があったのではないでしょうか?
おそらくこのブログを見ている方は、損失でポジションが真っ青の方が多いと思います。
「今」を見てくださいね!
今のその銘柄はどうなっているのか。
「銘柄に惚れるな」というのは相場の格言でもあります。
ダメなら損失が拡大する前に早めに切る。
他にも良い銘柄はたくさんあります。
今一度、皆さんのおかれている状況、メンタル、ポジションを見直してみて下さい!
こういう陥りやすいメンタルの罠は知っているだけでも回避でき、今後の投資生活を大きく変えていくと思います。
少しずつでいいです。
理解しながら、日々相場と向き合っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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